新年開けて1回目、このブログを始めて1回目の記事となります。
ブログを始めたらアクア用品のレビューはどうしてもしたかったものだったので、その第1回はまずこれが無くては始めることができない水槽。その中でも高透過ガラスを使用したスーパークリア水槽を比較していこうと思います。
スーパークリアガラス水槽といえばADAのキューブガーデンとcharmのアクロが代表格だと思いますので、今回は両者の60cm規格を新品状態にて比較していきたいと思います。
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スペック表
サイズ | ||||||
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ガラス厚 | ||||||
付属品 | ||||||
保証 | ||||||
価格 |
*の部分は後ほど説明していきます。
1. 水槽比較
まず初めに水槽自体の比較から行っていきます。
水槽サイズ、ガラス厚はどちらも同一スペックとなっております。
両者ともアクアスカイ301Gを縁に寄せて縦置きで乗せ撮影しております。
まずはガラスの透明度ですが、ガラスの縁で比較した時キューブガーデンの方が透明度は高いです。実物も近づいて注意深く見ると画像の通りでアクロの方が縁がやや濁って見える印象です。正面からのパッと見では違和感がある程度の差なのですが、水槽を斜めもしくは斜め上から見た時には大きな差があり、キューブガーデンの方が縁が光るというか輝いて見えます。
*透明度についてはガラスの縁の透明さであり、普通にセットした水槽を真正面から中を見た場合の透明度の違いは全くありません。
ガラスの色味についてほぼ同じような薄い青緑です。とは言ってもガラスの色味自体はロットによって大きく左右される部分だと思うのでここはあまり気にするところではないかなと。我が家にあるキューブガーデンも購入時期によって青っぽかったり緑っぽかったりと違いがあります。
最後にシリコンについて。
これはキューブガーデンの方が接着面が薄く水槽内部のコーキング面もギリギリまで攻めています。攻めすぎてて逆に不安になるくらいの勢いです。
対してアクロの接着面はやや厚め。この接着面の厚さが多少ガラスの透明度に影響を与えてる部分もあると思います。水槽内部の処理もキューブガーデンと比べるとシリコンがやや多め。しかし、ひと昔前のオールガラス水槽と比較するとアクロも驚異的なレベルで目立たないと言えます。
それでもなおシリコン処理の綺麗さはキューブガーデンの圧勝と言わざる負えません。
耐久性はその時が来るまで分からないため不明です。
比較した感じクオリティはキューブガーデンの方が上だと思います。
その差は圧倒的な大きさというわけではないですが確実に差は存在します。
もし水槽を複数並べる場合は見え方にやや違いが出るため、サイズに関わらずメーカーを統一しておいた方がいいと思います。
2. 付属品
付属品はキューブガーデンはお決まりのフタ受けのみ、アクロは後述の3点セットが付いてきます。
フタ受けはキューブガーデンがステンレス製、アクロはプラ製のものでそれぞれ4つ。
アクロはその他にガラスフタ(58.3cm × 24cm, ガラス厚3mm) とマットが付属。
マットは厚さ2mmで正直マットというよりは滑り止めシートみたいなものでクッション性はほぼ期待できないかなと。気になる場合は5mm厚くらいのものを別途購入した方がいいかもしれません。
付属品はアクロの方が必要最低限は揃っているので購入したらすぐ始められるのはいいところかと思います。特にガラスフタ付属というのはいいですね。使うかどうかはともかくあるに越したことがないのは間違いないです。
ADAはフタ受けのデザインがカッコイイです以上。くらいしか言うことはありません。
3. 保証
次は品質保証について比較していきます。スペック表*の部分となります。
キューブガーデンは3年、アクロには1年の保証がついてます。
ぱっと見ではキューブガーデンの方が保証が長くていいように思えますが、キューブガーデンの保証はADA製の水槽台を使用していることが絶対条件のため他社の水槽台を使用している場合は保証を受けることが出来ません。実際に使用している方でもしっかりと保証を受けられる方は結構少ないんじゃないかと思います。(筆者も保証条件は満たしてません)
対してアクロの品質保証は1年とキューブガーデンと比べると短いですが、通常使用の範囲であれば誰でも確実に1年間の保証を受けられるかと思います。詳しくはチャームのスーパークリア水槽販売ページにあるpdfリンクを参照していただければと思います。
4. 価格
最後に価格についてです。(スペック表**)
まず表に記載した価格についてですが、キューブガーデンはADA公式サイトに記載されているメーカー希望小売価格を参照しております。実勢価格は販売特約店によって多少のばらつきがあるかと思いますが概ね定価の税抜き価格くらいで販売されていることが多いです。
アクロについても表での価格は筆者のチャーム本店サイトでの購入した際の価格で、販売サイトや在庫状況、セール等で多少の上下が発生します。キューブガーデンと比べると概ね10〜30%程度安いでしょうか。
両者とも場所や状況によって価格の上下がありますし、ポイントや還元を加えて考えるとアクロの方がキューブガーデンより安く購入できるとは思います。ただ、価格差が10%程度の場合だと筆者なら持ち帰りの手間を考えてもキューブガーデンを選択します。
5. まとめ
以上、全4項目にてキューブガーデンとアクロを比較してきました。
品質: キューブガーデン≧アクロ
付属品: キューブガーデン≦アクロ
保証: 条件が異なるため比較不可
価格: キューブガーデン≦アクロ
ざっとまとめるとこんな感じになります。
レビュー項目には入れていませんが購入方法にも大きく違いがあり、キューブガーデンは特約店での店頭購入のみ、アクロは基本charmの通販購入が主。この辺はアクロの方がフットワークが軽くていいですね。届けてくれますし機材を同時に注文しておけば届いた瞬間すぐに立ち上げできますし。
最終的に言えることは月並みではありますが、品質のキューブガーデンとコスパ&フットワークのアクロです。
その上で好みやコスト、条件を加味してより自分にあった物を選択していただけたらと思います。特に水槽は他の機材と違って一度決めると簡単に変更の出来るものではないですから。
想像以上に長くなってしまいましたが、比較レビューは以上となります。
比較していく中である意味それぞれの思想が表れていてなかなか楽しかったです。
最後になりますが、今回は筆者所有物での比較となります。全ての製品が同様とは限りませんのでその辺はご理解の程よろしくお願いします。